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執筆者の写真松下佳介

能登地震レポート




2025年は慌ただしく始まりました。

2024年に出来た事、出来なかった事、それを踏まえて2025年はどんな事を心がけていくか。

気をとめて、書き出したはずが慌ただしく仕事に引き戻された感じです。


1月になると思いだすのが、17日の阪神淡路大震災。

私の実家は和歌山なので震度5でした。早朝に大きく揺れ、母が眠る寝室の家具が倒れないように飛び起きて抑えていたのを覚えています。近くが震源地だと思って家族でテレビをみていたのですが、明け方になって、まさかの。。。


私は高校に通っていましたので、母が神戸まで炊き出しに行っておりました。たった三日だけでしたが、お礼を伝えてくれる皆さんに逆に元気をいただいたと語っておりました。

その春に九州の大学に引越しましたが、神戸港は液状化にて港は全て大阪に移されており、母の車でフェリーに乗り込み引越ししました。(足場の単管で組まれた仮設のフェリー乗り場でした。


テレビからは毎日、神戸の商店街の様子が映し出され、一斗缶で薪を燃やして皆さんが暖をとっている様子が印象に残っています。(河島英五さんがギターの弾き語りもしていたな)


あの地震で家族を亡くされた方も多く、本当に悲しい出来事でした。


能登の地震も1年が経ちますね。能登の方にはもう一年、まだ1年。どう感じられているのでしょうか。


私が使わせていただいている構造計算ソフトの開発元であるインテグラルさんが能登地震の調査レポートを上げておられるので、今回、ブログでご紹介しておきます。


報道されていますので、ご存じかと思いますが。

能登は2007年にも大地震が起こっています。この時に必要を感じて耐震補強をされていた住宅などは被害を免れているとの報告が上げられています。

やはり耐震補強の重要さが目に見えてわかります。私もこの仕事をしていると”耐震性能はそこまで必要ないよ””お金がかかるからちょっと”などという話しをよく聞く事があります。

その度に思うのは”命くらい大切なものはないんじゃない?”と思うのです。

住宅レベルの構造計算は自社でやらなければ。と思うのはそういう使命感もあっての事です。


非常に興味深いのは、震災前の建物の耐震性を自社ソフトでシュミレーションにかけたデータも載っている事です。

シュミレーションの倒壊モデルが実際の倒壊状況と本当に似ています。比べる事で、建物のどこを補強すべきかが明確にわかってくるのです。


ブログを読んでいただける方に少しでも触れていただこうとPDFを添付致しました。

全国にもこの様な建物はたくさんあります。(私の実家も含めて)

行政、建築士、住人の意識が向上され、少しでも安全な建物が増えることを切に願っています。




#阪神大震災

#耐震補強

#能登地震

#耐震設計

#地震による倒壊

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