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執筆者の写真松下佳介

窓のおはなし

毎日暑い日が続きますが、今日は朝の8時時点で30度を超えたそうです。地球温暖化の影響で気温上昇、異常気象、海面上昇など様々な変化が起きています。

建築も多大な影響を受け、パッシブ設計の重要性がひしひしと感じます。弊社では建築敷地を念入りに調査し、周辺環境の変化も予測し初期設計時から悪環境化でも内部空間が豊かな過ごしやすいものになるようにデザインします。

今日は窓(サッシ)の中でのガラスのお話しです。窓は枠とガラスで構成されているのはお分りかと思いますが、ガラスは太陽熱(日射熱)を室内に入れる大切な役割を持ちます。

しかし、一年のうち、夏と冬とでは違いますよね。夏の日射は室内を暑くし、冬の日射は室内を快適に温めてくれます。そこで南側のガラスには日射取得型というガラスを使い、冬の日差しをめいっぱい室内に取り込み、夏は太陽角度が高いため、庇やアウターシェードで室内への日射流入を止めるように工夫をします。(ガラスには紫外線や赤外線を塞ぐ役割のあるLow-eガラスがありますが、その中でも日射を積極的に取込む日射取得型と日射遮蔽型があります)その他の西、東、北側には日射遮蔽型を用いて室内環境を調整します。

住環境には自然エネルギーの恩恵と技術革新によって得られる性能双方を上手く利用することが大切です。




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